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何清涟: 纵是擎天柱,难挽溃败局-闻习总“竟无一人是男儿”有感


编者按:这是何清涟为美国之音撰写的评论文章。这篇特约评论不代表美国之音的观点。转载者请注明来自美国之音或者VOA。

中共总书记习近平曾于2012年12月“南巡”,引发了观察人士认为“习宗邓”的猜想。但最近人们才知道,中国官方公布习的“南巡”讲话时是不完全引证,近日据说是全文的版本在网上流传,媒体称让期盼政改的人读后深感失望。其中最有名的一段话是他谈到当年苏联崩溃时所说:“最后戈尔巴乔夫轻轻一句话,宣布苏联共产党解散,偌大一个党就没了。按照党员比例,苏共超过我们,但竟无一人是男儿,没什么人出来抗争。”

其中“竟无一人是男儿”,典出五代后蜀国主孟昶妃子花蕊夫人《口占答宋太祖述亡国诗》。全文是:“君王城上竖降旗,妾在深宫哪得知;十四万人齐解甲,更无一个是男儿。”谈苏共亡党“亡国”之教训,竟引用失国君王之妃的名句,说明习总心头的压力很大很沉重。

这所谓全本南巡讲话倒是没有引起我半点失望,在“习近平:红色政权的守护者”一文里,我已经分析过,习总从来就不是一个立场模糊的人,他所说的就是他想做的,实际上能否做到则是另一回事。他一向就对自己的角色定位有着清楚的认识,在保“红色江山”这一点上,中共几代元老绝对不会挑错人。

但问题是:中国早就陷于全面溃败的溃而不崩之局,就算中共政治局七常委全是顶天立地的男儿,也难挽中共命运狂澜于既倒。无论是苏共的历史命运,还是中共将来的命运,都不取决于领袖的个人意志,而取决于人心向背,只是中共始终不肯承认自己目前已经进入“名尽、亲尽、信用尽”的“五尽之局”(参见拙文“‘五尽’之下的政治衰变”)。

中共对苏共垮台的认知,以新华社2011年12月25日发表的“苏联解体的原因和启示”为代表。该文作者万成才提出了八个问题,除了“苏联亡党亡国的重要原因是什么”比较中性之外,其余七个问题主要是从中共一党利益出发思考,如:苏联亡党亡国对谁是喜事,对谁是悲剧甚至灾难?苏联亡党亡国对世界格局的主要影响是什么?苏联亡党亡国,中国应从中应吸取的主要教训与警示是什么?对发起苏联改革的戈尔巴乔夫应该怎样评价。

上述问题,普京其实早已回答过了,他那段著名的话包含两重意思,“不为苏联解体而惋惜,就是没有良心”,是惋惜苏联由世界超级大国坠落为二等国家;“试图恢复过去的苏联,就是没有头脑”,包含了结束苏联极权统治是顺应时势的明智之举的意思。不过,中国媒体对此做含糊解释,只强调前一句,并且让读者错以为这是普京的全部意思。

事实上,外界早就非常详尽地总结过苏共灭亡的教训,其中最主要的原因被归纳为三点,第一,苏联特权阶层腐败加剧了社会分离和社会对立,导致苏联知识分子与民众对苏共政权离心离德,苏共垮台前产业工人甚至组织了全国大罢工,反对党国官僚侵吞公产;第二,苏共为了维持超级大国的霸权地位,与美国开展“军备竞赛”,最后导致财政困难;第三,苏共总书记戈尔巴乔夫顺应时势,开展了“新思维”改革,结束了苏联东欧等社会主义国家的共产专制。

且来看看中共目前面临的处境与20多年前苏共有什么异同。

先谈国际环境。在这一点上,中共无疑远比苏共幸运,其面临的国际环境已经与前苏联面临的国际环境完全不同。20世纪80年代,苏联东欧国家的共产极权体制真可谓“神人共愤”,教宗保罗高举十字架,与美国里根总统共同领导了一场结束共产邪恶、拯救人类、捍卫信仰的正义之战。“推倒这堵墙”(Tear Down This Wall)这一世纪的召唤,随着里根总统的柏林墙前演说传遍了世界,我在电波里听到这句话时热泪盈眶。时任苏共总书记的戈尔巴乔夫对此采取了顺应民心、顺应世界民主潮流的明智之举,使苏联东欧用“天鹅绒革命”的方式开启了民主化之门,并结束了“冷战”。戈尔巴乔夫不仅是具有大智慧的20世纪的伟大英雄,还将名垂青史,为爱好和平与自由的人们永久景仰。

斗换星移,世事沧桑。本世纪前十年中国崛起之时,正值欧洲走向衰落之日,欧盟的成立只是落日余晖,让德法等国重温了一把大国梦。另一个超级大国美国则因反恐、伊战等耗资甚巨,加上2008年金融危机冲击而债台高筑,国民现在普遍厌战。在中东北非茉莉花革命之时,美欧出手已经是勉尽其力,目前对叙利亚的乱局根本无力顾及。这种情况下,美欧坚持对中国人权状态表示关心,只能说是尽国际义务,再也没有余力象当年那样,在第三波民主化进程中充当幕后强有力的推手。

然而,国际环境有利于中共,并无法减轻助习总的国内压力。他除了“不做戈尔巴乔夫”这一决心之外,面临的局势真是非常艰困:

首先,中共特权阶层与官僚集团的腐败远远超过当年苏共政治集团,追比蒙博托、卡扎菲等独裁者。且不说彭博社与《纽约时报》2012年曝光的红色家族,只要看看中国媒体的报道,就会清楚,凡属肥水衙门的高官,动辄可以聚敛几亿、几十亿美元的财富,小小村官贪污上亿的都已出现若干起。这种腐败状态远远超过当年的苏共的特权腐败程度。国内腾讯历史频道发表一篇《苏联70年腐败史》,将以前讳言的苏共腐败翻了个底朝天,但从其列举的事实来看,与中国近十余年相比,实在只能算是“小巫见大巫”,所谓苏共高层的“特供”,不过是花钱买点专供特权阶层的紧俏商品如欧美进口的酒、衣物、相机、香水等高级消费品之类,而中共各级官员早在上世纪90年代初期就已经进入“烟酒奢侈品基本靠送,收入基本不动”的境界。让苏共官僚阶层望尘莫及的是中共官员的国际化生存,数百万“裸官”家属移民海外,他们唯一需要的“特供”,是中国生态环境濒临崩溃的产物,即保障其食品、饮水、空气安全的种种“特供”。

其次,苏联当时国内经济体系完整,国内资源充足,少有失业现象。而中国目前是资源耗尽,民不聊生,失地农民逾一亿,城市失业者至少有数千万。经济改革的红利基本在胡温十年消耗殆尽。如同我2004年在“中国威权统治的现状及其前景”一文中分析的那样,一个社会赖以生存的四个基本要素包括:作为社会生存基座的生态环境;调节社会成员之间关系的道德伦理(文化亲和力);社会成员的生存底线,具体指标是以就业为标志的生存权;维持社会正常运转的政治整合力量。目前,作为中国社会长期生存要素的生态环境、伦理道德与生存底线都已陷入坍塌与半坍塌状态,只剩下以政治暴力为主的政治整合力量在起作用。

这种情况下,只有中共政治集团才顽固拒绝政治体制改革,即使是最惧怕暴力革命的知识阶层,也非常希望中共改革,放弃一党专制,以规避暴力革命的风险。

当此时,做中国的戈尔巴乔夫,才是令世界景仰的中国“好男儿”。

【天を支える男でも破局を救えないー習近平の「1人の男もいなかった」発言に思う】

何清漣 @HeQinglian 氏ブログ2013/1/29

日本語全文概訳 By @Minya_J

http://www.twitlonger.com/show/kso5a8

①習近平中共総書記の去年12月の『南方巡行』は鄧小平のひそみに習うのか、と中国ウォッチャーたちに思わせたものだった。

②しかし、最近になってようやく、中国政府が公表した『南巡』の談話は一部だけで不完全なものだったとわかり、ネットで全文が流布、それを読んだ人々はガッカリした。

③その中で一番知られた一節はソ連崩壊時の話だった。「ゴルバチョフが最後に一言ソ連共産党解散、といっただけで我々より巨大だった共産党が雲散霧消してしまった。結局誰もこれに異を唱え戦おうとしなかったのだ。1人の”男”もいなかった」という発言のくだりである。

④この「1人の男も…」は五代時代の蜀の王、孟昶の妃の花蕊夫人による《口占答宋太祖述亡国诗》に典拠がある。全文は「君主が白旗を掲げても、後宮深くに住む私は知るべくもなし、14万兵士が武装解除しても、1人の男も居なかったんだもの」と。

⑤つまり、ソ連共産党の亡党の教訓と、国を失った国王の妃の嘆きの名句を引用したわけで、これは習近平へのプレッシャーが大変重いものであることを表している。

⑥ この所謂「南巡講話全篇」で私は全然失望しなかった。なぜなら『習近平ー紅色政権の擁護者』 http://us.dongtaiwang.com/dt/z_aZ/XLCGiFz0iyPbjLx0h/Y0MN/482681
で既に分析したとおり、彼は前から曖昧な立場の人ではなく、実際できるかどうかは別としても、言った事はほんとうにやりたい人なのである。

⑦ 彼はこれまでずっと自分の役割と位置については明確に認識していたし、”共産党の天下”を守る、という一点において、中共の何代もの元老達は後継者選びに絶対間違いは犯さない。

⑧ だが問題は、中国はとっくに全面的崩壊に瀕しており、中共政治局のトップ7人がすべて”天を支える程の男たち”であったとしても、中共の命運を荒れ狂う大波から押し返すのは難しいという事だ。

⑨ソ連共産党だろうが中共だろうが、 既に「名目も尽き、信用も尽き、愛想も尽かされた」状態であることをいくら中共が否定したところで その命運はリー ダーの意志によって決まるのではなく、人心の向背によって決まるからだ。(これは私は2007年の“‘五尽’之下的政治衰变”
http://www.secretchina.com/news/07/11/10/218131.html?何清涟:“五尽”之下的政治衰变
で書いた。)

⑩ 中共のソ連共産党崩壊に対する認識は、新華社が2011年12月25日に発表した「ソ連解体の原因と啓示」が代表的だ。筆者の万成は8つの問題を挙げている。

⑪ このうち「主要な原因は何か」が比較的中立的だが、他の7つは中共の利益という観点からだけ考えられていて例えば「ソ共亡党は誰が喜び誰の災難か?」「世界の力の構造にどんな影響がありら?」「中国は如何なる教訓を学ぶべきか」「ゴルバチョフの評価は」とかである。

⑫ こうした問題についてはプーチンがとっくに回答している。彼の有名な談話には二重の意味が有る。「ソ連解体を惜しまないものは良心が無い」というのはソ連が超大国から二流国家になりさがるのを残念がっているのだ。

⑬ そして、「かってのソ連を復活させようという試みは愚かである」とも言っている。これはソ連の独裁終焉は時代の流れにあった賢明なことであった、という意味だ。だが中国のメディアはこの部分の解釈を曖昧にして、前半だけを強調して報道した。

⑭ 実際のところ世界はとっくにソ連共産党滅亡の教訓を総括している。そのうち最重要の3点は第一にソ連の特権階級の腐敗が社会各部分の対立に拍車をかけ、インテリと民衆の心が政権から離れ、崩壊の直前には労働者が全国ストをやろうとしていたほどだ。

⑮ 第二にはソ連の超大国を維持する為の軍拡競争が財政困難を招いた事。第三はソ連共産党ゴルバチョフが時勢に応じて、「ペレストロイカ」など改革を打ち出しソ連東欧等の社会主義国家の共産党専政を終わらせたことだ。

⑯ では中共の目下直面する状況と20年前のソ連とを比べてみよう。まず国際環境では中共は間違いなくソ連より幸運である。

⑰ 20世紀の80年代はソ連東欧の共産政権は「神人共に許さざる」状態でローマ法王とレーガン大統領が歩調を合わせて邪悪な共産主義と戦い、人類と信仰 を救え、とよびかけ、「Tear Down This Wall」 というベルリンの壁前のレーガン演説はあまねく世界に伝わり、私はその放送を聞いていて涙あふれ止まらなかった。

⑱ 時のゴルバチョフ大統領はこうした世界の民主化への流れを歓迎する民心に応じる賢明な措置をとり、東欧型の”ビロード革命方式”でソ連の民主化の門を あけ冷戦を終わらせた。ゴルバチョフは賢明なる20世紀の偉大な英雄であるばかりか、青史に名を残し、世界の平和と自由を愛する人々に永遠に慕われること になった。

⑲ が、時は移り、世は変わった。今世紀の10年、中国が力強く興った時はまさに欧州が凋落に向かっていた。

⑳ 欧州連合(EU)の成立は落日の残光にすぎず、ドイツやフランスの大国へのしばしの夢でしかない。そしてもうひとつの超大国・米国はテロ戦争、イラク戦争で消耗、さらに08年の金融危機で借金で首が回らず、国民は戦争にうんざりしている。

(21) 中東・北アフリカのジャスミン革命時に欧米は手を出したくても力がなく、現在シリアの内戦にも無力だ。このような状態で「中国の人権に関心」とか言った所でそれは一応義務として口にしてるだけで、かっての「第三の浪」を影で後押しした力は無いのだ。

(22) しかし、国際環境が中共に有利だといっても、習近平に対する国内の圧力が軽減されるわけではない。「自分はゴルバチョフにはならない」という決心は固くても、直面する情勢は非常に困難なものがある。

(23) まず、中共の特権階級と完了集団の腐敗はかってのソ連やモブツ、カダフィを遥かに上回っている。ブルームバーグ・ニュースやNYタイムズが去年暴露した”紅色家族”をあげるまでもなく、中国メディア報道だけでも明々白々である。

(24) うまい汁を吸えるお役所の高官はうまくやれば何億、何十億元の財産を税金で巻き上げることが可能で、ほんのちっぽけな村の役人でも億の収入を獲られる。これはソ連の腐敗などというなまやさしいものではない。

(25) 国内の腾讯歴史チャンネルは前は以前は禁止されていた『ソ連70年腐敗史』を発表したが、その中味はこの10年の中国に比べれば全く可愛いものだ。その腐敗とは、せいぜい特権階級が欧米の酒とか衣類、写真機、香水なんかを買っていた程度の話なのだ。

(26) これに対し、中共は20世紀の90年代初期にすでにタバコ酒、奢侈品は基本的に贈り物でゲット、お金は使わないでオッケー、だった。ソ連官僚が足元にも及ばないのは中国の役人の国際的生存術、即ち数百万の”家族欧米移民”の逆単身赴任”(裸官)である。

(27) 今や中共官僚の必要とする唯一の「特別提供品」は、中国中の環境汚染で崩壊に瀕している食品、飲料水、空気の安全の「特別提供」だけなのである。

(28) 次に当時のソ連の国内経済システムは整っており、国内資源は充足しており、失業も少なかった。中国はといえばいまや資源は消費され欠乏、人民は生活困難で苦しんでおり土地を失った農民は1億人にのぼる。

(29) そして都市失業者は少なくとも数千万人。経済改革の配当金は胡温体制の10年でほとんどすっからかん。私が2004年に「中国権威統治の現状と将来」http://blog.boxun.com/hero/heql/24_1.shtml
で分析した様に

(30) 一つの社会は4つの基本要素、社会生存の基礎の生態環境、社会構成員間の道徳・倫理の調整、最低生存ライン。この具体的指標は就職を尺度とする生存権、社会の正常な進行を維持する政治的総合能力が無くてはならない。

(31) 現在中国社会の長期生存要素としての生態環境、倫理道徳(文化親和力)、生存最低ラインの3者は全部すでに崩壊しているか半分崩壊した状態で、残された政治暴力を中心とした政治統制力だけが働き続けている。

(32) 最も暴力革命を怖れる知識階級すら暴力革命の危険を避ける為に一党独裁の放棄と中共の改革を熱望している。
しかし、それでも中共政治集団は頑固に政治体制改革を拒絶している。

(33) このような時にあっては中国のゴルバチョフになるのがまさに世界の尊敬を集める『快男児』ではあるのだが…。(終)

原文は『纵是擎天柱,难挽溃败局-闻习总“竟无一人是男儿”有感」 http://voachineseblog.com/heqinglian/2013/01/xijinping-china/
(拙訳御免、ご教示歓迎)
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